十輪院は元興寺旧境内の南東隅に位置し、静かな奈良町の中にあります。
寺伝によりますと、当山は元正天皇(715-724)の勅願寺で、元興寺の一子院といわれ、
右大臣吉備真備の長男・朝野宿禰魚養(あさのすくね なかい)の開基とも伝えられています。

戦後70年、世の中は成長期が過ぎ、今は成熟期といわれています。しかし、将来に向けては希望より不安を抱く人が多いのも事実です。今までは経済発展が人々を幸せに向かわせる唯一の手段と考えられてきました。今でもそのように主張する人がたくさんいます。経済は重要です。しかし、何のための経済発展かを真剣に考えなければならない時期に今私たちは立たされています。つまりは真の幸福とは何かを追求する必要があります。幸せとは抽象的なもので、人それぞれ感じ方が異なりますが、自身がどんな立場におかれても幸せと実感することが真の幸福といえます。その方法論を説いているのが宗教(仏教)です。これからは宗教が経済と関わり合いながら人々の幸福を追求していく時代だと思います。

やすらぎの誘い

平安時代より1000年にわたり祀られ信仰されてきました、ご本尊地蔵菩薩(重要文化財)。その手前に置かれている引導石には地蔵菩薩と両脇侍の釈迦如来、弥勒菩薩の視線が注がれます。古来より神聖な場所とされてきました。
朝のお勤めの参加者に限り、この引導石の上に座って拝んでいただくことができます。三体のほとけ様に見守られ、あなたの願い事がきっと叶うでしょう。貴重な体験をぜひ味わってください。

今月の法話(こころの便り)

敬礼三寶謹賀新年

正月には注連縄(しめなわ)を張り、門松を立て、お鏡餅を供えるのが習わしです。どういうわけか門松はほとんど見かけなくなりましたが、それぞれにはどんな意味があるのでしょうか?正月は年神様をお迎えする行事です。・・・
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〒630-8312 奈良市十輪院町27 TEL.0742-26-6635
<毎週月曜日(祝日の時は、翌火曜日)は閉門日です。入山・墓参・拝観はできません。>